【mizuiRoインタビューリレー Vol.5】瀧川 武央さん 〜大泉工場と不動産を掛け合わせて描く未来とは〜

大泉工場スタッフによる、インタビューリレー「mizuiRoリレー」第5回目は、Real Estate TEAMリーダーとして活躍する瀧川 武央(たきかわ たけお)さんにミス・ワールド・埼玉グランプリの宮平葵がお話を伺います。

自社関連業務だけでなく行政とも連動し、川口の活性化の為に日々奔走する瀧川さん。大学時代から様々な角度で不動産に関わってきた瀧川さんが考える「大泉工場だからこそできる仕事」とは何なのでしょうか。そして、大泉工場の理念 [Mission]地球を笑顔で満たす・[Vision]素敵な環境を創造する・[Value]mizuiRo×Radiantについて、どのような考えを持っているのでしょうか。

参考記事:mizuiRoとは?

また、今回は初めてオフラインでのインタビューが実現!大泉工場自慢の自然溢れるCAMPUSやインタビュー中の雰囲気にも注目してみてくださいね。

【プロフィール】
1980年生まれ。
大学時代に塗装関連の会社の起業を経験し、卒業後は不動産関連企業へ入社し、営業としてトップセールスを達成。その後一級建築士事務所へ転職しマネジメント経験を積んだ後、2016年大泉工場に入社。現在はReal Estate TEAMのリーダーとして、自社所有不動産及び新規取得不動産に新しい価値を加えるための企画や運営を実施。

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宮平:
学生時代はどのようなことを打ち込んでおられたのですか?

瀧川:
大学でフットサルのサークルを友達と一緒に立ち上げて、それをやりながら観光地で安めに泊まれるホテルを見つけて旅するユースホステル研究会に入って、いろんなところを旅していましたね。

後は、大学3年生の時に建築家の父親から「一度、少しでも商売してみろ!」と言われ学生のうちに塗装の会社を立ち上げて1年間経営していました。シロアリを防いだりホルムアルデヒドを防止するなど、様々な効果がある塗料がたくさんあるのですが、そういった塗料全般を扱う会社です。

宮平:
小さい頃からフットサルやサッカーがお好きだったのですか?

瀧川:
はい。高校までサッカーに打ち込んでいました。

中学生の時にサッカー部が強いかどうかを全く調べずに入学し、蓋を開けると新人戦や関東大会の県予選で優勝、インターハイや選手権にも出場する強豪チームでした。
「えっ?こんな強い高校だったのか」と入学後にとても驚きましたね。

正直いうと、小さい頃に見た甲子園の試合でベスト4まで進んでいて「すごい高校だな」と思ったのがきっかけだったんです。(笑)

宮平:
強豪の学校でメンバー入りするのも、すごいことですよね!

大学時代はユースホステル研究会とのことですが、今まで旅行した中でどんな場所が魅力でしたか?

瀧川:
1番印象に残っている場所は、竹富島です。月明かりに照らされている白い砂がとても素敵で。ちょうど日が落ちる頃、夕日に照らされているお父さんの肩の上に子供を乗せている姿を見て、「このお父さんはここで子供を育てるのだな」と。それが瞳の奥に焼き付いて、あのような素敵な場所に住めたら幸せだなって感じました。

宮平:
前回のVol.4インタビューでも山崎さんから島の魅力をたくさん聞きました。やはり、都会では感じられない魅力がたくさんある場所なのかなと感じます。

瀧川:
そうですね。やはり、島はパワーをもらえる場所ですし、何より子育てへの考え方が変わって。親が「このように育ってほしい」と思いすぎるのではなく、もう少し伸び伸び育てたいな、と人生観が変わる機会にはなりましたね。

不動産の道へ進んだきっかけは、父に投げかけられた問い

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宮平:
新卒後の一社目から不動産関連のお仕事をされていますが、大学時代からその道で働きたいと考えておられたのですか?また、大学時代に立ち上げた会社でなく就活したのはどのような理由からだったのですか?

瀧川:
いえ、実は大学時代は不動産の道は考えていませんでした。就職活動をしている時に内定を貰った、全く違う業種のいわゆる大手企業へ行くんだろうなと思っていました。

ただ、そこで父親と相談したときに「それでいいのか?」という問いを投げかけられ、改めて自分にとって何が1番面白いのかを考えました。

考えていく中で、父親が魅力を語っていた「家」が存在感を増してきて。「これって、もしかしたら一生の仕事になるのかな」と直感もありました。それが、不動産に興味を持ったきっかけでしたね。

新卒時に就活を選択したのは、まずは営業職を学び、社会を構造的に捉えたいと思ったことが理由です。社会人としての学びはまだ得られていない、と考えていたので。

宮平:
前職でどのようなお仕事をされていましたか?

瀧川:
1社目では5年半ほど、不動産売買の仲介に携わっていました。その後、注文住宅関連に携わりたいと考えて、2社目へステップアップしました。そこでは、注文住宅をはじめ無形のものを提案していました。目の前にまだないものをどれだけイメージしてもらい気に入ってもらえるか工夫しながら仕事をしていましたね。

宮平:
1社目の会社でトップセールスを上げていたと伺いましたが、営業活動の中で気をつけていたことや秘訣はありますか?

瀧川:
会社に頼りすぎず、自分で開拓していくことを心掛けていました。例えば、リーマンショック後は会社の電話での反響や広告、問い合わせだけではなく、自分でお客さんを発掘していきました。それが、良い成績に繋がったのかなと思います。

様々なアイデアと掛け合わせた、特色をもつ不動産を送り出していきたい

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宮平:
大泉工場に入社する経緯、きっかけは?

瀧川:
前職では営業に携わっていましたが、キャリアを積む中で企画ができないかと考えるようになりました。不動産の企画というやりたいことができる会社を探している中で、大泉工場にたどり着きました。もしかしたら「やりたいことが実現できるのかな」という感覚になったことを覚えています。

宮平:
実際、入社してどうでしたか? 他の不動産会社にはなくて、大泉工場のReal Estate TEAMだからこそ出来る魅力はどのようなものを実感されていますか?

瀧川:
やはり、大泉工場のネットワークや人脈、特にすばらしいデザインチームとの繋がりは大泉工場だからこその魅力だと思います。
不動産を買って、すばらしい外部協力者の手で美しくリノベーションされ、「それをまた世に出して・・・」という仕事は大泉工場ならではの醍醐味ですね。

宮平:
他にはない強みを持っている大泉工場のReal EstateTEAMとして、不動産業界にどのようなものを打ち出していきたいですか?

瀧川:
これからの不動産業界は、不動産と何か(他の要素)の掛け合わせだと思います。

例えば、不動産×建築リノベーション×インテリアのような。大きな土地を買って、区切って、不動産とその真ん中にシェア畑を作るなど、様々なアイデアと掛け合わせをする。それがある程度自由にできるのが大泉工場の強みだと考えています。

宮平:
引越しをきっかけに様々な物件を見たときに、映画館付き賃貸とか、高級なコーヒーマシンがたくさん揃っている賃貸など特徴的なコンセプトをもつ共同住宅を見て、魅力的だなと思いました。

瀧川:
まさしく、賃貸として作るならシェア工房付きの集合住宅だったり、家の中にシアタールームを作るのもいいですよね。それをコンセプトにした分譲住宅を作っても面白いですし、多岐にわたる特色をもった不動産をやりたいと思っています。

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宮平:
洋館のリノベーションを担当されていましたよね。拘りはどんなものがありましたか?

瀧川:
リノベーションというとガラッと大きく変えることが連想されがちですが元々持っている素材を生かすリノベーションもあります。

特に、大泉工場の洋館は日本では珍しい「大谷石(おおやいし)」が外壁に使われていたりと、日本の建築の中ではかなり稀な特徴を多く持っています。そういった大谷石の風合いや本来持っているものを生かしながら、新しい素材も取り入れていくようなリノベーションを心掛けました。

例えば、応接間のフローリングにはヘリンボーンという柄のあるものを採用したり、和室(リフレッシュルーム)は美しく見えるビジュアルイメージをデザイン会社と試行錯誤しながら考えるなど、細部に渡って工夫を凝らしています。是非いろんなところを見ていただければ。

大泉工場の不動産を活用して、環境美化を目指したい

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宮平:
最後に、大泉工場が目指す
[MISSION] 地球を笑顔で満たす
[VISION] 素敵な環境を創造する
[VALUE] mizuiRo×Radiant
についてどのように感じられていますか?

瀧川:
行動基準だと思っています。

常に「素敵な環境を創造する」という考えを頭の中に入れながら行動する、ということを大事に考えています。

使った時に環境美化に繋がる不動産をつくる、例えば、リノベーションするうえで、環境にやさしい素材を使ったり。
二酸化炭素を吸収する素材を使用したり、あとは地熱を使った家づくりもありますね。

いくらデザインが綺麗で美しくても、環境に悪いもの使ったらそれは全く意味がない。それはただの自己満足ではないかな、と思っています。

宮平:
[MISSION] 地球を笑顔で満たす
[VISION] 素敵な環境を創造する
[VALUE] mizuiRo×Radiant
に繋がっているな、と実感した仕事やエピソードはありますか?

瀧川:
やはりファーマーズマーケットを立ち上げた時ですね。
来場者もそうですが、出店者の皆様、そして主催者の我々も笑顔であふれていたんです。

その光景が印象的で、もしかしたら「地球を笑顔で満たす」第一歩なのかなと感じましたね。

宮平:
今までmizuiRoリレーをしてきた中でも、この項目でファーマーズマーケットをあげる方は多かったです。本当にみんなが笑顔だから、[MISSION] 地球を笑顔で満たす の項目で浮かんだと仰る方がとても多くいました。

今後目指したいこと、それは仕事と遊びがボーダーレスになる職場づくり

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宮平:
[MISSION] 地球を笑顔で満たす
[VISION] 素敵な環境を創造する
[VALUE] mizuiRo×Radiant
を更に社内に浸透させていく為に、どのようなことが必要だと考えられてますか?

瀧川:
不動産という切り口で、環境美化に関してどんな取り組みをしているかを社員ひとりひとりに知ってもらうことです。KOMBUCHAやFUTURE FUN FOOD、JUICEなどそれぞれ毛色が全く異なりますが、Real Estate TEAMとしてこんな素敵なことをやっている、ということを伝えていきたいです。

宮平:
大泉工場で働いていく中で、今後の展望は?

瀧川:
1つ目が、不動産と何かを掛け合わせる事案をどんどん増やしていくこと。そしてもう1つの大きな目標が、楽しみながら仕事ができる組織づくり。
当然、目標として売上の数字はありますが、それを仕事として成立させながら、楽しむことができるそんな組織づくりがしたい。仕事と遊びがボーダレスになるような職場づくりや仕事に対する考え方が一致する雰囲気をこれからも作っていきたいです。

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次回は、水田 有希乃さんにmizuiRoリレーを回します。
どうぞお楽しみに!

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ABOUTこの記事をかいた人

AOI MIYAHIRA

1993年、奈良生まれ奈良育ち。学生時代は13ヶ国に足を運び、様々な土地の風土を体感。大学卒業後は、研磨関連の会社を営んでいた祖父の影響で機械メーカーへ入社し営業と企画を経験。社会人経験の中でメンタルの問題に苦しんだことから心身の健康に興味を持つようになる。6月からパーソナルトレーナーとして活動予定。最近の心配事は、17歳になる愛犬の体調。