プレスバッグのコンポスト化

皆さん、こんにちは。Goodnatureチームの坂本です。

大泉工場が販売しているGoodnature社製コールドプレスマシン「X-1mini・M-1」で使用される不織布製の「FreshFilter®プレスバッグ」は再生可能な資源から作られているため、堆肥化が可能です。実際どれ程で分解・堆肥化できるのか、自社農場「OKS_AGRI 大泉農場」の協力を得て、6月末より記録した様子をお話します。

進め方については先日書いた記事「ジュースパルプをコンポスト化する」と同じ方法です。今回は米ぬかを入れた二つのバケツで、一方はジュースを搾ったパルプ(野菜の搾りカス)を入れ分解の進み具合にどう変化があるか実験しました。

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数日経つと、初期段階に現れる糸状菌や好気性細菌が現れます。土の表面が白く綿のような物で覆われ、土の温度が上がるにつれて放線菌に入れ替わりはじめましたが、バッグには変化が見られず、手で引っ張っても引き裂くことも出来ない状態です。このプレスバッグはジュースを搾るのに高い圧力に耐えるので簡単には破けませんよね。

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通常野菜の搾りカスですと、数カ月で堆肥化出来るようですが、このプレスバッグは一体何年掛かるのか…この時点で分解には長い日数がかかる事を覚悟し、根気よく撹拌し、適度な水を入れ空気を取り込む作業を続けました。すると、三か月半が経った時点で、ついにバッグの変化が始まり丈夫なバッグが簡単に引き裂けるようになりました!

まだ途中段階ですが確実に分解されてますので、このまま観察を続けていきます。

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現在までの結果、二種類のバケツに大きな変化はなく、パルプを入れた方が分解が進んだように感じました。

また今回使用したテスト容器が樹脂製のバケツだったため、通気性の問題で細菌の環境に適してなかったのかと感じました。

パルプに続きプレスバッグなど出来るだけ多くの物を循環し、地球環境にも優しい未来を目指して行きたいと思います。また、この先の結果はどこかでご紹介させていただきます。

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ABOUTこの記事をかいた人

Yuichi Sakamoto

東京都足立区生まれ、学生の頃から乗り物が好きで某自動車メーカーへ入社。その後趣味であったオートバイに携わりたく二輪製造の道へ進みますが、食に対し興味が有り食品機械を取り扱う、大泉工場のメンテナンスとし入社。ポップコーン関連のマシン整備や修理をしてましたが、現在はGoodnature Team専属メンテナンスとして、ジュースマシンを担当しています。