ペットボトルキャップがワクチンに大変身!!

こんにちは!本部チームのMiitaです。

皆さんはペットボトルキャップをどのように処分していますか?
自治体によって規定は様々かと思いますが、リサイクルに出す場合はペットボトルの本体とキャップは分けて処分をしているかと思います。では、なぜキャップを別で処分する必要があるのでしょうか。

第一に思いつく理由として、それぞれの素材が異なるという点があるかもしれません。しかし、ペットボトルの本体は水よりも重く、キャップ部分は水よりも軽いため、一緒に粉砕したのち、その二種類の素材を分離させることは容易に可能だそうです。つまりは素材の違いは分別をする理由ではありません。

ではどんな理由があるのかというと…

  • 圧縮する際にキャップがついている状態だと、中の空気の逃げ場がなくなり破裂してしまう危険性が高いため
  • 圧縮しきれない場合に圧縮効率が落ちることが懸念されるため

このような理由で、キャップ部分と本体は分けて処分することが定められているのです。

さて、少し前置きが長くなりましたが、
今回は前回に引き続きCSRの一環として、大泉工場が取り組んでいるものを一つ紹介します

その取り組みというのは、先ほどご説明したペットボトルキャップのリサイクルに関連します。
ゴミとして出てしまったキャップや、毎週の取り組んでいるゴミ拾いの際に拾ったペットボトルに付いたままのキャップに関して、
「認定NPO法人 世界の子供にワクチンを日本委員会」の取り組みであるキャップ回収に協力をしています。

写真②-2
これはペットボトルキャップがワクチンに変わるという取り組みです。

どのような流れでキャップがワクチンへとかわるのかというと…

  • ペットボトルキャップは、回収業者によってリサイクル資源として売却
  • 売られた際の売却益がJCVへの寄付となります
  • UNICEFと連携して、世界のワクチン工場へワクチンを発注
  • 各地の予防接種会場で子供たちへワクチンを接種

このような流れを経て、世界の子供たちにワクチンが届けられます。(※認定NPO法人「世界の子供にワクチンを日本委員会」 HP参照)

大泉工場では、マイボトルやマイバックの使用を推奨しています。
敷地内にある「1110 CAFE/BAKERY」においても、タンブラーの使用をおすすめするなどをして、ごみの削減に注力しています。ペットボトルのゴミが排出されることは多くはないですが、ゼロにすることはまだまだ難しいという現実があります。出てしまったゴミを最大限に有効活用したいという思いから、この取り組みに参加しています。

皆さんも、家庭で出てしまったペットボトルごみをただリサイクルに出すだけではなく、このような取り組みに協力してみるのはいかがでしょうか?