地球の未来へつなぐ大泉工場の取組(その3)

こんにちは。本部チームのUchidaです。
大泉工場は、世の中にある大小様々な「環境」と向き合い、多岐にわたる活動に取組んでいます。今回は「水」についてお話していきます。

荒川の上流、玉淀川に注ぐ「風布川」。日本武尊が、戦の勝利をいのって剣を地面につきさしたところ、水が湧き出してきたという言い伝えがあります。

生活用水はわずか0.001%

地球は「水の惑星」という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。「水の惑星」この4文字を聞いて、地球から水がなくなるなど、一度も考えたことがないかと思います。私自身も「雨水循環プロジェクト」にかかわるまでは、そのように思っていました。

「水資源」について少しお話します。地球上にある水のうち、生活水として使えるのはたった0.01%。また、水道水をそのまま飲める国は日本を含めてわずか9ヶ国という調査結果を目にしました。普段、当たり前のように飲んでいる水が世界に目を向けると当たり前ではないようです。

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水は無限ではない

日本に住んでいると、いつ、どこでも蛇口をひねれば、水が出てくるので、水を「無限の資源」と思いがちですが、先に述べたように地球上の水のうち、私たちが使える水はごくわずかなのです。なぜ?と思う方も多いと思いますので、具体的なデータを記載します。
地球上の水のうち97.5%は海水で残りの約2.5%が淡水。その淡水の約7割は南極や北極の氷です。残りの部分も地下水となっているため、私たちが使える水資源は、河川や湖沼にあるほんのわずかである0.01%しかないのです。なんと、地球全体に存在する水をお風呂一杯の水とすると、私たちが使える水はわずかスプーン1杯程度だそうです。
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私たちが出来る節水対策は!?

  • シャワーを1分間短縮する
    シャワーの時間を1分間短縮するだけで、12リットルの水が節約できます。シャワーに限らず、歯磨きや髭剃り中など水の出しっぱなしには注意し、こまめに蛇口を閉めるようにしましょう。
  • お風呂の残り湯を再利用する
    お風呂は約200リットル水を使うため、残り湯を再利用することでこれだけの水の量を節約することができます。洗濯、拭き掃除や植木の水やり、撒き水にもおすすめです。
  • トイレの水は必要な時にだけ流す
    トイレの製造時期にもよりますが、水を1回流すことに3~40リットルの水が使われると言われています。必要以上の流すのを止めましょう。また、大、小を適切に使い分けることで節水になります。
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大泉工場の節水の取り組みは?

「雨水循環プロジェクト」を立ち上げました。これは、2023年度中に、事務所のトイレをはじめ、敷地内全てのトイレや植物への散水を雨水の再利用によりまかなう取り組みです。
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みなさん、覚えていますか?「地球の未来へつなぐ大泉工場の取組」では、大泉工場が敷地内の電気を自家発電に変える取り組みをご紹介しました。
これらの取り組みが完了すると、電気と生活水の一部が大泉工場内の自己生産となります。

OKS_CAMPUSは、健康、学び、歴史を兼ね備えた循環型のECO CITYを創造いたします。ぜひ、足をお運びください。

ABOUTこの記事をかいた人

uchida

卒業後、食品会社で経理財務と食品衛生の基礎を学び、食品工場の立ち上げを経験。地域の少年少女スポーツ活動にボランティアとして30年余り携わり地域に活性化のお手伝いをしています。また、障害者職業生活相談員等の資格を保有し、一人でも多くの人が楽しく働ける環境づくりを心掛けています。