息子のサメ好きから見えてきた、プラスチックの青い海の話

こんにちは、_SHIP teamの矢作です。

先日、沖縄へ旅立ち、海と朝焼けの美しさに感動してきました。

早速ですが、私は「水族館」が好きです。

息子の「サメ好き」からはじまり、月に2〜3回のペースで訪れるようになり、最近は推しの水族館や魚、それぞれの特色なんかもわかるようになってきました。

すみだ水族館は、年間15回ぐらい行ってます

水族館に行くと、様々な美しい展示や水槽と併せて、必ず目にする「海の環境問題」。

訪れるたびに心打たれていましたが、ここで改めて、「海の環境問題」について調べてみました。

「海の環境問題」、皆さんはどんなイメージをお持ちですか?

私は、海にごみを捨てる人の気持ちを改善するしかないと思っていたのですが、実際に調べてみると、私たちにできることが沢山見えてきました。

🐟海洋ごみの現状

  • プラスチックごみの増加
    世界の海にはプラスチックごみが約1億5,000万トン以上存在し、毎年約800万トンが新たに流れ込んでいます。

これは、2050年には海の魚よりもごみの量が多くなる可能性を示唆しています。(なんと、あと24年しかありません!)

  • 生態系への影響
    魚類、ウミガメ、海鳥、クジラなど、少なくとも700種の生物がプラスチックごみによる影響を受けています。

例えば、ポリ袋を餌と間違えて食べてしまったり、漁網に絡まったりして傷つき、死んでしまうことも日常的に起こっています。

  • マイクロプラスチックの問題
    プラスチック製品が紫外線や波の作用で破砕され、5ミリメートル以下の欠片となったマイクロプラスチックがサンゴに取り込まれ、その影響でサンゴと共生関係にある褐虫藻や、卵を産み付ける魚たちが行き場を失います。

彼らが減少すると、その捕食者であるマグロ等から始まり、クジラ、サメ、シャチ、アシカ、シロクマ等、どんどんと影響が広がっていく構造です・・・。

🏠海洋ごみの発生源は、実は・・・

  • 街からの流出
    海洋ごみの7〜8割は私たちが暮らす街から発生しています。街で捨てられたごみが水路や川に流れ出し、やがて海へとたどり着きます。
  • 調査結果
    日本財団と日本コカ・コーラ株式会社が実施した調査によると、ごみの発生原因は「投棄・ぽい捨て系」と「漏洩系」の2つに大別されます。「投棄・ぽい捨て系」では、モラルの問題だけでなく、社会的な問題や産業構造が要因となっていることが明らかとなっています。

💙私たちにできること

  • 意識を変える
    海洋ごみ問題は、私たち一人ひとりの毎日の意識と行動で改善できます。(それが1番大事だとも思います!)例えば、プラスチック製品の使用を減らす、リサイクルを徹底する、ごみの分別を正確に行うなどの取り組みが重要です。
  • 地域活動への参加
    地元の清掃活動や海岸のゴミ拾いイベントに参加することで、地域社会全体で問題に取り組むことができます。

大泉工場メンバーも、毎週水曜日に芝川クリーンを開催し、地域のごみ拾いを行っています。(ちなみに代表のKANさんは週2で行っています✨)

  • 教育と啓発
    学校や地域での環境教育を通じて、次世代に海洋ごみ問題の重要性を伝えることが求められます。
実際に水槽で暮らすウミガメを見る事も、海の中を創造するきっかけになるかな?

調べてみると、海の環境問題は意外と身近なところから始まっていることに気づかされました。日々行っている事がつながっている事実は嬉しい反面、個人活動にとどまることなく、もっとたくさんの人に気づいてもらいたいな、と願っています。

最後に、毎週のように訪れている水族館の中でも、特に環境問題について知ることができるおすすめ水族館をご紹介します!

「アクアマリンふくしま」@福島

「環境水族館」と掲げているとおり、環境問題に関する常設展示コーナーを広く設けていて、実際に海鳥や魚のお腹からゴミが見つかっている写真などの展示もあります。(お腹からライターがでてきた写真は衝撃的過ぎて直視できませんでした・・・)

子供たちが参加できる臨時プログラムも開催されていて、親子で多く学ぶことができる水族館のひとつです。

大水槽の前に寿司屋があって、魚を眺めながら寿司を食べるという、複雑な味を感じる、唯一無二の体験もできます。笑

「美ら海水族館」@沖縄

海洋生物の調査や研究を行い、自然環境の保全と持続可能な利用に寄与する活動を行っています。最近は、クロウミガメによる人工物摂食状況の論文が公開され、緊急保護の必要性を訴えました。

また、出口には拾われた海のごみでジンベイザメのアートが飾られていて、子供たちも興味津々。厳しい海の環境問題だけれど、面白く改善していこうよ!という気持ちになります。目の前のきれいな海からこんなにゴミが上がってくるのか・・という衝撃もありますが、落ち込んでいられませんね。

ちなみにこれからの季節はハイシーズンで(たぶん)とっても混んでいますので、行くなら朝イチがおすすめです。ジンベイザメはもちろんですが、全体的に関東の水族館よりもビックサイズな魚が多いです!

「地球を笑顔で満たす」「素敵な環境を創造し続ける」

そんな大泉工場が掲げる世界にむけて、このコラムがひとつのアクションにつながればいいなと思ってます🐟

ちなみに私が所属している「_SHIP」は、昨年の10月からラベルが新しくなり、剥がしやすく、分別がしやすくなりました!

ラベルはプラスチックリサイクルに、瓶もリサイクル回収に。飲んだ後には、ぜひ分けて捨ててくれると嬉しいです。