昭和初期の光を今に伝える、大泉工場のステンドグラス

こんにちは

planet rollsの運用担当しています加園です。

早いもので2026年が明けて1ヶ月が経ちます。

皆様はどんな一年にする予定ですか?

私は、[行動]の年にします!

今までずっと先延ばしにしてた事を、小さい事でもとにかく行動へ移す!!

そんな年にしようと思います。

さて、本日のコラム内容ですがステンドグラスについてです。

先日クラブツーリズム様が企画するステンドグラスツアーが実施されました。

(群馬や埼玉にあるステンドガラスの名所を巡るツアーの一部に大泉工場洋館内にあるステンドグラスが選ばれました)

毎日、目にしていたものの気にして見たことが無く、このタイミングでじっくり見てみたらステンドグラスの綺麗さを感じると共に、改めて大泉工場にある一つ一つのものには、価値があるなと感じました。

▪️大泉工場のステンドグラスについて

大泉工場のステンドグラスは、現在オフィスとして使用している洋館内にあります。

場所は全部で6箇所。

簡単に大泉工場にあるステンドグラスの特徴についてご紹介致します。

① 昭和初期の実業家私邸で、これほど数と質がそろって残る例が少ない

• 昭和13年(1938)頃の個人住宅の洋館で、複数室・建具・欄間にまでステンドグラスが一体的に使われている例は非常に稀。

• 戦後の改修や破損で失われることが多い中、原位置のまま残存している点が貴重。

② 教会系ではなく「迎賓空間用」のステンドグラス

• 日本のステンドグラスの多くは教会・学校・公共建築向けですが、大泉家住宅のものは来客をもてなす私邸の応接・動線空間のための装飾。

③ 絵画的+幾何学的が共存するデザイン

・風景・植物・鳥などの絵画的モチーフ

・アールデコの影響を感じさせる幾何学構成

・これらが同一建物内で混在している点は珍しく、 当時の流行を柔軟に取り入れたことがわかる。

④ 建築と完全に一体化して設計されている

 後からはめ込んだ装飾ではなく、

• 扉

• 引き戸

• 欄間

• 室内窓

建具そのものの一部として作られている。

「見るための美術品」ではなく空間を演出する建築部材としてのステンドグラスという点が重要。

⑤ 制作者不詳だが、職人レベルが非常に高い

作家名・工房名は不明。

それにもかかわらず

• 色ガラスの質

• ケイム(鉛線)の処理

• 構図の完成度

が高く当時の一流工房が関与した可能性が指摘されています。

一部にサインらしき痕跡がある点も、研究対象として興味深い。

「昭和初期、日本の実業家が“もてなし”のために本気で作らせた、生活空間と一体化したステンドグラスが、ほぼ当時のまま残っていること」これが最大の特徴と言えます!

今回はその中の一部作品をご紹介致します!!!

[応接室 扉]

応接室として使用している扉です。

大きな窓いっぱいに広がる風景は、まるで一枚の絵画のようで、
山並み、木々、水辺がゆったりと連なり、自然の奥行きが丁寧に表現されています。
ガラスの一片一片が異なる質感を持っているため、光が差し込むたびに
風が動き、雲が流れていくような“生きた景色”に見えるのが印象的です。

扉一枚一枚にステンドグラスが施されている両引き戸タイプのものはかなり珍しいようです!

[洋館2階 壁]

こちらは2階のメインオフィスに飾られているものです

物語の一場面を切り取った絵画のようなデザイン。
色使いも鮮やかで特に私の好きなポイントは、左下の金色の葉っぱの部分が綺麗でお気に入りです!

[2階 Blest room]

こちらは天井付近に飾られているものです。紫陽花・竹・鶏が描かれた日本的な情景が描かれています。

特に私のおすすめポイントは寒色系の色で構成された紫陽花です!

葉の部分がそれぞれ違う色味で表現されているところが見ていて楽しい!

私の最推しステンドグラス]

洋館の玄関を入った正面に佇む、高さ約1.6mの衝立。
大海原を一隻の船が静かに航行する様子が描かれています。

背景は一見すると青一色。しかし、光の差し込み方によって、
一枚一枚のガラスがそれぞれ異なる“青”を映し出し、
時間や角度によって表情を変える奥深さがあります。
ダイナミックさと、色合いのインパクトをあわせ持つ一枚です。

大泉工場にあるステンドグラスは、基本的に作者不明のものが多いのですが、
この作品には右下に「KN」のサインとデザインが刻まれています。
もしかすると、作者を紐解く手がかりになるのかもしれません。
もしご存じの有識者の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください☆

大泉工場に飾られているステンドグラスは、
生き物がモチーフとして描かれているものが多く、
どれもどこか温かみを感じさせてくれます。

改めて、このような文化的価値のある作品に囲まれたオフィスで
日々働くことができていることを、とてもありがたく感じました。

普段、館内は非公開となっておりますが、
一部ツアーなどでゆっくりご覧いただける機会もございます。

ステンドグラスマニアの方はもちろん、
ぜひ一度、足を運んでみてください。

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otonamiツアーにお申し込み頂くと普段非公開の洋館内をご覧いただくことができます!

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