好きなものを、好きと言えること

はじめまして!11月より大泉工場のPRチームにジョインした山村です。

少しだけなぜこの会社で働くことにしたのか、について触れさせていただければなと思います。

私のアイデンティティ

前職はPR代理店だったのですが、次のステップにいくことを視野に入れた時、もし自分の会社をPRするならどういうところがいいのだろうか…と優柔不断な自分らしく沢山悩みました。今思うと、その時間は自分を多方面から見つめ直すことができる、とても貴重な期間になっていたなと思います。週5日忙しなく働いていると、タスクや責任に忙殺されて自分自身が見えなくなる時が多々ありました。そしてそれはとても怖いことだなと、社会人になって一番最初に感じたことでした。このタイミングで自分が何を思って、どう感じているのか、そしてどうしたいのかを改めてじっくりと向き合えたのは、大切な時間でした。「定期的に自分を見つめ直す」が私の今年&来年の目標です!

話に戻りますが…そうして行き着いた答えが、私は自他共に認める「食に貪欲(すぎる)な人間」で、それが私のアイデンティティの一つでもあったのでせっかくなら「食」に関われるところに行きたいな〜という想いでした。

食への想い

私の「食」への強い興味関心は、幼少期に確立された気がしています。地方出身(香川県)だったので新鮮な海鮮や名物のうどんなど豊かな食材を食べて育ち、県外の田舎の祖父母の土地では当たり前のようにシカやイノシシといったジビエ、もぎたての野菜と果物などが出てくる環境でした。大人になった今だから分かりますが、とても贅沢で貴重な食体験だったのだなとひしひしと実感しています(両親からは良くも悪くも舌の超えた子供になったなあとボソッと呟かれます…)

そんな食環境で育った私は、一人暮らしをするようになってからというもの、自分のエンゲル係数がかなり高いことを思い知ることになります。食への探究心やこだわりといった自分の当たり前の基準が、当たり前ではないことを体感したのですが、周りの人に驚かれるたびにそれが自分であり、個性なのだと受け入れるきっかけになりましたし、何者かであることにほっとした気がします。好きなことには貪欲で良いのだと、食への想いを通じて学んだことでした。

広がる世界

そんな私ですが、大泉工場に入るまで、プラントベースについての知識は「軽く聞いたことはあるし、なんとなく知っているかも」くらいでした。なぜプラントベースという立ち位置が存在していて、それを選ぶ人がいるのかという“核”みたいなものはほとんど見えていなかったように思います。調べていく中で、食という生活するに欠かせない営みを、誰も疎外にすることなく、みんなで共にできる選択肢の一つであるというプラントベースの在り方がとても素敵だなあとひしひしと感じました。

今まで食のことばかり綴ってきましたが、これまで食とは関係ないところで誰かが疎外感を感じる世界に対して違和感を覚える機会があった私は、すべての人が平等に楽しめる食文化の懐の広さにとても共感したことを覚えています。

まとめ

誰もが心から食に対して、「美味しい」や「楽しい」を感じられる環境になりますようにと願って、誰かの、何かのきっかけになれるような言葉やストーリーを形にしていきたいです。

ABOUTこの記事をかいた人

s.yamamura

PR代理店にて様々なクライアントのPRディレクションを担当したのち、大泉工場にジョイン。 趣味は衣・食・住に関することの探求(直近は食への関心が高め)。様々な想いが込められたプロダクトを言の葉にのせて、世の中へお届けしていきたいです。