消費者心理を使ってあなたが販売する商品が気になる存在になる方法を伝授致します。
こんにちは大泉工場のCX担当AKIRAです。
今回のコラムではInstagramやYoutube、店頭POPでも使える訴求コンテンツの作り方で購買に繋がりやすいAIDMAの法則についてお伝えします。
AIDMAを使うと視聴者が「つい商品を手に取りたくなる」理由は、単に構成がうまいからではなく、人間心理の自然な流れに沿っているからです。消費者の「悩みに共感する」それが私の事だと自分ごと化し、自然と没入していくのです。ことが最初のカギになります。
AIDMAとは以下の頭文字で1~4の順番で訴求ストーリーを作ります。
1. Attention(注意)=共感を引き出す起点
2. Interest(関心)=なにそれ?と前のめりにさせる
3. Desire(欲求)=自分が使ってる姿が想像できる
4. Action(行動)=今すぐ買える・調べられる
視聴者の「共感 → 納得 → 想像 → 記憶 → 行動」という一連の流れをうまく設計しているわけです。
このAIDAを使って腸内環境を整えると言われているの架空飲料のCMコンテを作ってみたいと思います。
1. Attention(注意)=共感を引き出す起点
ナレーション:「最近疲れやすくないですか?」「お腹の調子気になりませんか?」
→ 具体的に視聴者の生活の悩みにピンポイントで触れる。
ここで「わたしのことだ」と共感すれば、自然と次を聞きたくなる。つまり「自分ごと化」された話題で次のカットまで見てしまう。
2. Interest(関心)=なにそれ?と前のめりにさせる
ナレーション:「お腹の調子を整えたいけど何を試したらいいのか分からない」「美味しい料理を楽しみたいのに食事もきちんととりたい」そんなお悩みを解決するのがこちらの飲料なんです!
→悩みに対して「発酵ドリンク」「腸内環境の改善」などのソリューションが登場。解決策がちょっと意外だったり、ありふれてなく他社と差別化されると興味がわく。
3. Desire(欲求)=自分が使ってる姿が想像できる
ナレーション:「発酵ドリンクが腸内環境を整えお腹の調子を改善をします」「甘さが控えめで爽やかな香りは食事にもよくあう!」「腸から整うオーガニック!」
→ 商品購入によって得られる未来の提示。 「自分もこうなれるかも」という疑似体験を想像することによって欲しくなる。
4. Action(行動) Memory(記憶)=忘れさせないブランディング
ナレーション:「全国のコンビニエンスストアで販売中!@@@(商品名)で検索してね!」
→ブランド名や商品名など印象的なフレーズを繰り返すことで、「なんか見たな」「あの飲料良さそうだったな」と記憶に残る。
CMなど商品訴求をストーリーで構成出来る映像にはこういった手法が用いられています。
ポイントをまとめましたのでおさらいしてみましょう!
ステップ | 視聴者の心理状態 | AIDMAの役割 |
注意 | 「それ、私のことかも…」 | 自分ごととして引き込む |
関心 | 「なにそれ?気になる」 | 解決策に目を向けさせる |
欲求 | 「私もそれで変われるかも!」 | 未来を想像させて購買意欲を刺激 |
行動 | 「とりあえず調べてみよう・買ってみよう」 | スムーズな行動導線をつくる |
「悩みに共感させる」導入部が強いほど、AIDMA全体の流れは効果的になります。
悩みや不安に寄り添う言葉の選び方がとても重要だと考えています。
テレビショッピングや情報番組のオススメ商品コーナーで同じロジックで台本が書かれています。AIDAを振り返りながらテレビや映像コンテンツを見ると新しいアイデアの発見に繋がるのではないでしょうか。
それではまた次回のコラムでお会いしましょう。