「大泉工場NISHIAZABU」がニューショップオープン、西麻布でKOMBUCHA(コンブチャ)のムーブメントを!

西麻布に新しく「食」「健康」「文化」のムーブメントを創り出す「大泉工場NISHIAZABU」が2017年4月27日(木)に誕生します。

2016年12月、私たちは、新たな取り組みである「KOMBUCHA(コンブチャ)」の製造過程研究のため、木内酒造さんのビール工場を見学させていただきました。
その結果を踏まえ、試行錯誤の上で完成した緑茶と紅茶の発酵ドリンクKOMBUCHA(コンブチャ)を西麻布の店舗で製造・ご提供することになりました。
工場とは常に新しい何かを創り出す場所。新店舗の「大泉工場NISHIAZABU」では、これから情報をたくさん発信していきます。
西麻布のスポットと、私たちが生み出すムーブメントの化学反応によって、何が生まれていくか、4月27日(木)のオープンを楽しみにお待ちください。

爽やかな酸味が特徴の、緑茶と紅茶の発酵ドリンク「KOMBUCHA」。
紛らわしいネーミングですが昆布茶とは全く別の飲み物で、1970年代に日本でも流行した「紅茶キノコ」のことで、現在はアメリカで人気を博しています。
緑茶と紅茶などのお茶に砂糖を加え、酢酸菌と酵母由来から生まれたスコビーを入れると酸素と糖をエサに発酵をはじめます。お茶がベースのためジュースに比べるとカロリーが低く、乳酸菌、酵素、ポリフェノールなど、さまざまな栄養素が凝縮され腸内環境を整えてくれると言われています。
KOMBUCHA(コンブチャ)は一般の清涼飲料水に比べ砂糖が圧倒的に少なく健康にもいいということで、アメリカではオーガニックや健康食品の専門店だけでなくスーパーマーケット、レストラン、バー、醸造所などさまざまな場所で売られ、人々にとって非常に身近な存在となっています。
また、スコビー(菌株)があれば家庭でも製造できるため、自宅で作ったものを家族や地域の人たちと分け合うような楽しみ方をしている人も多くいます。


↑アメリカのスーパーには、TEAやJUICEと一緒にKOMBUCHA(コンブチャ)という棚があるほど。

私たちがKOMBUCHA(コンブチャ)に出会ったのも、視察でアメリカを訪れたときのことでした。
オーガニック市場を探るために訪れた現地のスーパーやジュースバー、ファーマーズマーケットなどでごく自然に売られていたKOMBUCHA(コンブチャ)は、名前のインパクトとは反対にとても飲みやすく、微炭酸が心地よい新しいドリンクでした。
このドリンクには可能性がある。そう感じ、2015年からたびたび視察を重ねてきました。


私たちがKOMBUCHA(コンブチャ)に出会ったのも、視察でサンフランシスコ、ポートランド、サンディエゴ…などアメリカを訪れたときのことでした。
アメリカ国内で多くの都市を回り、流行を先取りし、日本の皆様に喜ばれる商品を提供したい、ムーブメントを起こせないか、その一心で視察を繰り返しました。
辿りついたのはKOMBUCHA(コンブチャ)ですが、社内でも議論を重ねて様々なネットワークを活用し、人材を集めることからのスタートでした。
そして、各地のブルワリーを訪ね、製造工程やビジネスなどについて現地の方と話を聞くうちに、ビールに似ているユニークな製造工程や日本でも流行の「発酵」というキーワードが、アメリカで販売されているKOMBUCHA(コンブチャ)とうまくリンクしました。日本でも人気が出る、そんな確信を持った瞬間です。社員一同、知れば知るほど奥が深いKOMBUCHA(コンブチャ)に魅せられていきました。

どんなに健康に良くても、おいしくなければ結局は続けられません。
その点、KOMBUCHA(コンブチャ)はお茶の香りと微炭酸がここちよく、果実酢のソーダのような飲みやすい飲料です。それでいて癖のない味なので、ジンジャーやレモン、ハーブ等でフレーバー付けしたり、コールドプレスジュースとミックスしたり、楽しみ方も無限大。
アメリカでは一大市場を築いているKOMBUCHA(コンブチャ)ですが、日本ではまだあまり知られていません。
おいしくて健康にもいいKOMBUCHA(コンブチャ)を、日本でも広めたい。そんな想いで日本でのムーブメントを起こすべく「大泉工場NISHIAZABU」はオープンします。

最後に、KOMBUCHA(コンブチャ)はブルワー(製造者)どうしが非常にオープンなことも特徴で、レシピを共有しあってブラッシュアップしていく文化があります。訪問したKOMBUCHA(コンブチャ)ブルワリーや企業も、とても快く見学を受け入れ、情報をシェアしてくれました。以前このブログで取り上げた「サン・セバスチャン」の街のように、ノウハウを共有することで業界全体が育っているのです。
アメリカにはブルワーが集まって情報交換をするためのKombucha Brewers Internationalという団体があり、年に1度「KombuchaKon」という大きなカンファレンスも開催されているほどです。

そして、2017年2月に開催された「KombuchaKon2017」には、実は大泉工場のスタッフも参加してきました!
ここ何週間か【OKS ORGANIC EXPERIENCE in L.A.】としてLA視察の様子をお伝えさせていただいていますが、アメリカに行った最大の目的は、実はこのカンファレンスに参加することだったのです。
もはや、アメリカのオーガニック事情とは切っても切り離せないほど親しまれているKOMBUCHA(コンブチャ)。
ということで、次回の【OKS ORGANIC EXPERIENCE in L.A.】では、KombuchaKonの様子をレポートさせていただきます。お楽しみに。

大泉工場NISHIAZABU_logo

ABOUTこの記事をかいた人

大泉寛太郎

1981年生まれ。 学生時代より、イベントチームやフットサルチームの立ち上げ、BarなどでDJとして活動。 大手商業施設でテナントリーシングや営業企画、PR、広報など幅広い分野を経験したのち、2008年大泉工場入社、2012年より現職。 アジアからオセアニア、ヨーロッパ、北米、アフリカと世界中を飛び回り、地球の「今」を体感。 「地球を笑顔で満たす」というMISSIONを掲げ、日々、いかに「素敵な環境を創造するか」自問自答しながら生きている。 にゃん丸という愛猫と二人暮らし。