人事総務の富本です。
入社からちょうど2年が経ちました。
大泉工場は、「素敵な環境を創造する」というビジョンのもとに、からだにやさしい「食」にまつわる事業や、心地よい場づくり、地域を元気にする取り組みなど、さまざまなアクションを積み重ねてきています。
私たちが成し遂げようとしているのは、日本の食文化にオーガニックやPlant-Basedという新たな選択肢を“あたりまえ”にすること。これは、大きな価値観の転換を伴う壮大なチャレンジでもあります。
創業から100年以上の歴史を背景に、不動産事業の資本を強みとして、新規事業の本格成長を目指し、まるでスタートアップ企業のようなスピード感で日々を過ごしています。伝統と革新、その両方を抱えながら進む日々は、挑戦的でありながらも、とても刺激的です。
この2年間を振り返り、今の私たちとその先の未来をお伝えできればと思います。
大泉工場に関心を持ち、転職を考えてくださっている方にとって、少しでも参考やきっかけになれば嬉しく思います。
すべてはパーパス・ビジョン・ミッションに紐づいたアクション
- パーパス(存在理由)
地球を笑顔で満たし、すべての人が共に歩める未来を創るために存在している
- ビジョン(理想の在り方)
すべての人が、笑顔でイキイキと暮らせる社会を実現する
そのために、人と自然が共生する素敵な環境を創造し続ける
- ミッション(何をするのか)
身体的・精神的・社会的に充実し、誇りを持って生きられる環境を創出するため、多角的なwell-beingの実現に取り組む
このPVMに紐づいて、経営計画、事業戦略を進めています。
大泉工場を一言で伝えるのは難しい
大泉工場はその名の通り、鋳物の”工場”として栄えた歴史があります。
高度経済成長期の1964年東京オリンピックでは、聖火台に川口の鋳物が使われました。
炎の熱に耐える耐久性、美しい造形、そして短期間での製作という、難題がいくつも重なっていましたが、それを可能にしたのが、川口鋳物の高度な技術と職人たちの経験だったそうです。
当時の川口は、橋梁部材、マンホール蓋、自動車部品、そして公共モニュメントまで、多彩な鋳造技術を誇っていました。
鋳物業の工場数が増加し始めた段階で、大泉工場は早期から機械部品や産業用鋳物の製造に着手し、技術と規模の両面で存在感を示しました。
都市整備・道路建設全盛期の1972年頃は200人ほどの社員を抱えて操業し、組織的な工場経営を行っていた点で、家族経営型の中小工場が多い川口では異彩を放っていました。
大泉寛三初代社長は、地域経済に根ざした実業家としての信頼と、地域社会への貢献姿勢が強く評価されて、第五代川口市長を務め、産業と行政をつなぎ、地域を再構築するリーダーとして活躍しました。
そして今、未来に向けて新たな食文化を創る新規事業を進めています。
「大泉工場ってどんな会社ですか?」
大泉工場はいろんな”顔”を持っていますので、この質問にコンパクトに答えるのがとても難しいです。
「100年の歴史を持ちながら、未来の食文化をつくる挑戦者」
「伝統と革新のハイブリッドスタートアップ企業」
「食の常識を変える100年企業」
といろいろと考えますが、STAFFと最適解をディスカッションをしたいと思います(笑)
事業の今とこれから
現在の主な事業は下記の通りです。
- 「_SHIP KOMBUCHA」の製造販売
- Plant-BasedのCAFEの運営
- ポップコーンマシン・コールドプレスジュースマシンの販売保守
- 川口本社「OKS CAMPUS」及び直営店を活用した場づくり・スペースレンタル事業
- 農場の運営
- 不動産事業
そして、新たに環境に配慮した、からだにやさしいレトルト食品等の商品開発を進めて、世界に向けて適正な価格で届けていくプロジェクトが始まっています。
採用担当者としての今とこれから
私が入社した当時の社員は20名。
多岐に及ぶ事業があるため、採用担当者としての最初のミッションは、各チームをまとめ上げて、正しく機能させる経営直下のリーダーの採用でした。
スタートアップ・ベンチャーのような予測がしにくく、めまぐるしい変化を経験し、正しい方向で粘り強くやり抜ける、これまでの常識にとらわれないクリエイティブな発想を持って行動する、知識、経験、情熱を持ったリーダーを各チームに迎えることを目指しました。
カルチャーフィットや志向との親和性にも目を向けて、私達の取り組みへの興味や関心度の高さと、成し遂げようとすることへのチャレンジ精神を備えている方、スタートアップマインドにある、会社を大きくしたい方や、仕組みを構築することにやりがいを感じる方を求めていました。
そのために、力を入れたことは母集団の形成。
「広告」「スカウト」「エージェント」のチャネルをフルに使って多くの方の目に触れるようにして、応募をいただけるようにしたことで、リーダーポジションの採用を少しずつ進めることができるようになり、ようやく30名を迎えるところまできました。
これからはそのリーダーのもとにメンバーを採用して、チームとしてのパフォーマンスを上げ、事業の成長を促進させていく段階へ入ろうとしています。
また、事業部を支える本部(人事総務・経理財務・品質管理)やPRの体制も強化していきます。
母集団形成に加えて、有効応募率を上げることも課題です。
大泉工場のことを知って頂く、もっとわかりやすくて、刺さるアウトプットとは何か?
「会社の見せ方」の工夫が必要だと感じています。
大泉工場はサステナビリティの推進を本気でやっている会社です
「地球を笑顔で満たす」のパーパスのもとに、社会の持続的な発展に寄与できるよう努めてきました。
これまでとても多くの取り組みをしてきているので、全部は書き切れませんが、その一部をまとめました。
- コミュニティーの創出
- 農家、作り手(職人)と繋がるファーマーズマーケットの開催
- アーティストとコラボレーションした音楽フェス等の場づくり
- 大泉工場の歴史やプロダクトを体感できる顧客体験
- 環境美化
- 地域企業と一緒にまちをきれいにする「ごみゼロの日」
- 毎週、OKS STAFFで続けている「芝川クリーンプロジェクト」
- 循環型農業
- 直営店から出た残渣でコンポストを作り、自社農場の畑の土に還元。農場・化学肥料を一切使わない安心・安全な野菜づくり
- 再生可能エネルギー
- 再エネ100宣言RE Actionに2020年4月から参加。当社で使用する事業電力を2021年3月より100%再生可能エネルギーに切り替え、2024年には約3000坪の川口本社の消費電力146,000kWh/年を100%再生可能エネルギー(太陽光)で賄うことを達成
- シェアサイクルの導入
- アップサイクル
- 廃材を活用して、オリジナルのテーブルとソファーを制作し直営店で使用
- ダイバーシティ推進
- 性別に関係なく誰でも利用できるトイレ「みんなのトイレ」の建設・運用
- CAMPUS LIBRARY
- 読み終わった本を持ち込み、好きな本を持って帰る、シェアリング図書館の開設
- 「_SHIP KOMBUCHA」BREWERY(温室効果ガス削減・温暖化対策・節水・資源循環)
- KOMBUCHA BREWERYで使用しているボイラーは、お茶を抽出するためのお湯を沸かす際に出る大量の水蒸気をループさせて、冷えた水蒸気(水)を循環させることで、水資源を再利用
- 適時に湯温を調整できる設備を導入しているため、最適な温度を最適な量使用することができ、ボイラーの燃焼頻度を抑制
- タンク類の洗浄で使用した水が、自動的にクリーンになる様に設計された中和槽を介して排出
- ボトルタイプの容器はリサイクル可能な瓶を使用
- 地域振興
- 「川口花火大会」・川口「たたら祭り」への協賛
- 川口からJリーグを目指すアヴェントゥーラ川口とのスポンサー契約
上記をはじめ、まちが関係する様々なイベントへ、積極的に参加しています。
市政施行90周年を記念して行われた「環境フォーラム in かわぐち」では社長が登壇し、豊かな社会の実現にむけて、自らが考え行動し、共感を得られる環境・社会貢献活動について発表しました。
大泉工場に入社すると、川口との結びつきやサステナブルな取り組みを、とても身近に感じることができます。
※サステナビリティ=環境・社会・経済が長期的に維持できる状態を目指す考え方
サステナビリティを推進し、多くの”顔”を持つ大泉工場を社会へインパクトを与えていく会社へ、ご一緒に育てていきませんか?
共感、興味や関心を持って下さったみなさまからのご応募をお待ちしております。
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