推したい。

大泉工場で広報PRを担当しております、加藤です。

今回は「推し」について、渦中にいるわたし自身の実感も交えたお話です。

ここ最近、わたしのフィルターバブルの中で何かと話題に上がる「推し」と「熱狂」。

昔から、いわゆる「サバ番」には興味が持てず、どこか距離を置いてきました。そんなわたしにとっての2025年は、ついに無視できなくなってしまった変革の年でした(お察しください。3グループほどあります)。

2026年に入り約2ヶ月が経った今も、絶え間ない供給を享受しながら、落ち着く暇もなく「推し活」界隈をウロウロしております。

そして、昨年9月の発売日あたりに即購入したものの”積読”として鎮座していた朝井リョウ著『イン・ザ・メガチャーチ』を遅ればせながら拝読。「ファンダムを作り上げる側/のめり込んで入り込んでいく側」それぞれの視点、輝きと危うさ、熱狂の行く末。450ページの大作ですが、「推し」という渦中に片足を踏み込んでいる身としては読まずにはいられない名作です。

こんな具合に一通り熱狂している昨今ですが、ふと、それを取り巻く「構造」と生まれる「理由」が気になりはじめました。

「推し」とは?

なぜ、人は誰か(や、何か)を応援したくなるんだろう?

答えはまだ分かりません。
ただ、推しの完璧なパフォーマンスを楽しむだけでも、素敵な姿を愛でるだけでもない。その思想や夢に共感し、挫折や苦しみをSNS越しに見守り、ときに、その痛みに胸を一緒に痛めながら応援する。だからこそ、壁を越えた瞬間の喜びを自分のことのように分かち合えるのだと思います。


素敵だから。好きだから。だけじゃない。

「推す」とは、自分の時間や感情を差し出しながら、誰かの物語にそっと関わり続けること。「関わりたい」という衝動が感情の奥に隠れているのではないか…?

そんなことをふと考えているときに思い出したのが、マズローの欲求5段階説

下から…

① 生理的欲求

② 安全の欲求

③ 社会的欲求

④ 承認欲求

⑤ 自己実現欲求

人の欲求にはおおきく5つの段階があり、①から⑤まで下から順に「生きる上での最低限の本能的・基本的な欲求を満たす」→「精神的・成長を欲し、”関わり”を通じて自分の存在意義を見出していく」というものだそうです。

①から段階的に満たされていくとされる欲求ピラミッドを眺めていると、「推し」の存在が少し違って見えてきます。誰かを応援するという行為は「③社会的欲求(どこかに属していたい、誰かとつながっていたいという気持ち)」に触れているのかもしれません。同じ対象を好きだと言い合える場所があることは、それだけで心理的な安心をもたらすものです。

さらに、推しの夢や挑戦に重ねながらその人生に自分も関わっているような感覚は「⑤自己実現欲求」にも近いように思えます。推し活が単なる娯楽を超えて影響を与えると言われる理由も、ここにあるのではないでしょうか。


また、今やアイドルだけではなく、企業も「コミュニティ」や「ファン」を語ることが当たり前の社会になりました。もはや、「コミュニティ」という言葉は使い古され、形骸化してしまっている状況なのかもしれません。「ファン」は単なる購買者を超えて「その商品(場所)をモノとしてだけではなく、その背景すらも愛する人」として語られることも多々あります。能動的に関わっていくこと。それ自体が「推す」という行為なのかもしれません。

私たち大泉工場も、モノやサービスを届けるだけでなく、関わりの中で生まれる熱を大切に「地球を笑顔で満たし、素敵な環境を創造」し続けていきます。

あなたも、この渦に巻き込まれてみませんか?

PS①;
2025年から熱狂している3組ほどに加え、作家の朝井リョウさんも激推し中です。

PS②;
4月12日(日)は「OKS CAMPUS」にてイベントを開催予定。熱を体感しに、ぜひ遊びにいらしてください!
※イベント詳細はHPやSNSなどで近日公開予定です。

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ABOUTこの記事をかいた人

KATONAO

株式会社大泉工場/PR TEAM LEADER 愛知県大府市出身。東京造形大学卒業後、アパレル企業や外食コンサルチームを経て2006年より「コミュニティーの創造」を理念とする飲食企業で、広報PR業務/ブランド・商品ディレクション/代表秘書を担当。2024年4月よりサッカーとのタッチポイントを提案する体験型施設の運営管理・企画を担当し、2025年6月より現職。 ここ数年の個人的関心は、人々の生活と直結する「食」の在り方、特に、農業、土、地域の暮らし。日本の祭りを愛しています。