汗と泥と、生姜のKOMBUCHA──美味しくない理由がない
泥にまみれた指先の感覚が、まだ戻らない。 お盆の終わり、二日間、ひたすら雑草を抜き続けた。 汗が流れ落ち、シャツは重くなり、手袋を通じて爪の間にまで土が入り込んでくる。 その横では、ブルワーが無言で草を引き抜き、師匠が草…
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泥にまみれた指先の感覚が、まだ戻らない。 お盆の終わり、二日間、ひたすら雑草を抜き続けた。 汗が流れ落ち、シャツは重くなり、手袋を通じて爪の間にまで土が入り込んでくる。 その横では、ブルワーが無言で草を引き抜き、師匠が草…
僕ら株式会社大泉工場が本拠地を置く、埼玉県川口市。ここは今、全国ニュースで名前が出る機会が増えてしまった。理由は「クルド人問題」だ。文化や制度、そして人の心が複雑に絡み合うこのテーマは、街の将来を左右する課題でもある。 …
僕は毎日、KOMBUCHAを飲んでいる。お気に入りのプロテインとKOMBUCHA、オーツミルクをシェイクして飲む自作の朝ドリンクは、今や欠かせないルーティンだ。そして、毎日とても調子がいい。肌の感覚も、腸のリズムも、何か…
北海道・十勝に「アグリシステム」という会社がある。 未来の子どもたちのために、生きた土をつくり、争いのない文明を育む。そんなビジョンを掲げるこの会社を率いているのが、僕と同い年の「ヒデちゃん」こと伊藤英拓さんだ。 包容力…
僕は、昔から漫画が好きだ。オタクというレベルには達しないけれど、それでも新刊が出るたびに即購入する作品がいくつかある。その中でも、ひときわ思い入れが強いのが『ワンピース』だ。 「海賊王」になることを夢見る主人公が、仲間た…
僕には、今も忘れられない景色が多数ある。 そのどれもが優雅で自然で、圧倒的な美しさがそこにはあった。 20年近く前、まだ海外経験も少なかった頃のことだ。一人で訪れたニューヨーク。人種の坩堝といわれる大都市で、見ず知らずの…
思い立ったが吉日。その言葉の意味を、体で理解した夜がある。 ニューヨーク、マディソンスクエアガーデンに隣接するミシュラン三つ星のファインダイニング「Eleven Madison Park」。パンデミックを機に、メニューを…
僕がこのコラムでたびたび紹介している金言に、尊敬するクリエイティブディレクターJohn C Jayの言葉がある。 「可能な限り旅にでなさい。旅先で自分の知らないことを知ることが成長に繋がる。」 この言葉を、自分なりに再解…
僕は、小・中・高校1年生の夏まで、いじめを受けていた。 授業中、席の後ろから無数の消しゴムのカスをぶつけられ、教室に入ると黒板には僕の名前を使った悪口がびっしりと書かれている。先生に助けを求めても、返ってくるのは冷たい視…
僕は、ポップコーンというスナックに、ちょっと特別な思い入れがある。 もしかすると、昔から僕のことを知ってくれている方の中には、「ああ、懐かしいな」と思ってくれる人もいるかもしれない。というのも、2008年10月、大泉工場…