大泉工場は、世の中にある大小様々な「環境」と向き合い、多岐にわたる活動に取組んでいます。今回は、「フードロス(食品ロス)」への取り組みをご紹介します。
「フードロス(食品ロス)」とは?
まだ食べられるのに、捨てられてしまう食べ物のことを「フードロス」といいます。
食べ物を捨ててしまうのは、もったいないだけでなく、地球環境にも悪影響を及ぼしています。
日本の「フードロス」は、どの位?
農林水産省及び環境省の発表によると、日本の食品ロス量は、年間522万トン※、毎日、大型トラック(10トン車)約1,430台分の食品を廃棄しています。日本は食料の多くを海外から輸入しています。
大量に輸入し、その多くを捨ててしまうことについて、皆さんはどのように感じますか?
※522万トンの内訳は、事業系で275万トン、規格外品、返品、売れ残り、食べ残しなどの家庭系からは247万トン、食べ残し、手つかずの食品(直接廃棄)、皮の剥きすぎなど(過剰除去)が発生要因です。

「フードロス」は、なにが問題?
上記で述べたフードロスの量は、日本の人口1人当たり毎日コンビニエンスストアのおにぎり(110グラム)を捨てている計算になります。
環境の観点では、大量のフードロスが発生することにより、それらが可燃ごみとなり、CO2排出や焼却後の灰の埋め立て等による環境負荷が考えられます。
食料を輸入に頼る一方で、その多くの食料を食べずに廃棄している。多くのフードロスを発生させている一方で、7人に1人の子どもが貧困で食事に困っている状況だそうです。
私たち一人ひとりが食べものを無駄なく、大切に消費していく必要があります。

「フードロス」を減らすために
一人ひとりが簡単にできることは、買い物時に「買い過ぎない」、料理の際に「作り過ぎない」、外食時に「注文し過ぎない」など工夫して「食べきる」ことです。
大泉工場ではどんな取り組みを?
2022年に埼玉県官民連携プラットフォーム「フードロス削減分科会」の一員となりました。
この分科会では、埼玉県内の企業・団体(小売業・外食企業・農家・食品メーカー・行政・教育機関等)と共に「食品の有効活用」を促進・推進することで、フードロスの削減を目指しています。
課題のひとつである「フードロス削減の取組を生活者に発信、促進しきれていないこと」を解消するため、県内各イオンモールのサイネージを活用させて頂き、フードロス削減の啓発動画を3月に公開することとなりました。みなさん、イオンモールへお立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。

大泉工場 OKS CAMPUSは、健康、学び、歴史を兼ね備えた循環型のECO CITYを創造していきます。ぜひ、足を運んで下さい。