1.なぜNTT e-City Laboを見学したのか
人事総務の富本です。
先日「埼玉産業人クラブ」の研修で、東京都調布市にあるNTT e-City Laboを見学しました。
ここは、NTT東日本グループが取り組む「地域循環型社会の実現」に向けた実証フィールドです。
今回の参加は、これまでさまざまなサスティナビリティーの取り組みをOKS CAMPUSに落とし込んできた社長からのお誘いがきっかけでした。
環境や循環をテーマに取り組んでいる大泉工場にとって、日本最大のICT企業がどのようにそれを“場”として表現しているのかを見ることは、大きなヒントになるはず。そんな思いで参加しました。
実際に足を運んでみると、単に事例を学ぶというよりも、「あ、社長が描いている未来って、こういう景色かもしれない」と感じる瞬間がありました。
技術そのものよりも、「それをどう社会に実装するか」「どんな風景をつくりたいのか」という視点に触れたことで、OKS CAMPUSのこれからの姿が少し具体的に見えた気がします。
※ICT=情報通信技術(Information and Communication Technology)
2.ICTが地域の未来をつくる
見学してまず驚いたのは、ICTが“裏方”ではなかったことです。
例えば、超小型バイオガスプラントによるエネルギー循環の取り組み。
地域の資源を地域で活かし、循環させる仕組みがデータとともに示されていました。
また、遠隔営農実証ハウスでは、離れた場所から農業を支援する取り組みが紹介され、遠隔営農指導コックピットやAIによる収穫量予測など、データ駆動型農業の可能性がわかりやすく体験できました。
そこにあったのは「すごい技術ですね」という話ではなく、「これがあれば地域の産業はどう変わるか」という未来のストーリーでした。
そしてそれは、ICTならではの強みの先に取り組んでいることなのだと理解しました。
通信やデータという基盤があるからこそ描ける地域モデルが、そこにはありました。
さらに、文化財のデジタル活用やDigitalアート、XRやメタバースを活用した観光体験、ICTを活用したスマートキャンプや都市型スマート農園など、“人が集まりたくなる仕掛け”も数多く展示されていました。
ICTは効率化のための道具ではなく、人や地域をつなぎ、新しい価値を生み出す“舞台装置”になっていました。
3.構想は「場」になってこそ伝わる
今回強く感じたのは、「構想は、場になることで初めて伝わる」ということです。
WEBや資料、プレゼンで聞くのと、実際に空間で体験するのとでは、理解の深さがまったく違います。
展示を見て、説明を聞き、実際の設備や仕組みを目の前にすると、「なるほど」と腹落ちする瞬間があります。
共感は、体験から生まれる。
この感覚はとても大きな学びでした。
そして自然と、自社のOKS CAMPUSのことを考えていました。
私たちには、文化庁登録有形文化財という歴史的な資産があります。
加えて有機農業を体感できる「大泉農場」があり、コンポストを活用した循環型農業を実践しています。100%再生可能エネルギーの導入、そして民間企業での導入は日本初と言われる路面型太陽光パネルの設置、Plant-Based CAFEの運営など、環境と向き合う取り組みも重ねてきました。
これらはどれも、社長の強い想いのもと、少しずつOKS CAMPUSに実装されてきたものです。

4.OKS CAMPUSのこれから
こうしてあらためて振り返ると、OKS CAMPUSにはすでに多くの価値ある取り組みが詰まっています。
ただ、それらが一つのストーリーとして、どこまで“体験”になっているだろうか。
訪れた方に、どんな未来を感じてもらえているだろうか。
そんな問いが、ふと心に浮かびました。
現在の大泉工場は、まるでスタートアップのように、不確実で目まぐるしい変化の中で事業の成長を追い求めています。スピード感を持って挑戦を続ける日々です。
その一方で、今回の見学を通じてあらためて感じたのは、「ビジョンを体現する場をどう育てていくか」もまた、成長の大切なかたちだということでした。
“場”には、その企業の思想がにじみ出ます。
どんな未来を信じているのか。
どんな社会をつくりたいのか。
それは、言葉以上に、空間や体験を通して伝わっていくものです。
OKS CAMPUSは、まだまだ進化できる場所です。
未来を、より多くの人が体感できる場へと育てていくこと。
派手さではなく、本質で感動できる場をつくること。
その先に会社の成長と、私たち自身の成長もあるのではないか、と考えました。
その取り組みを体感していただける機会として、4月12日(日)に、川口の地域の皆さまを対象に「サスティナビリティ」をキーワードにしたイベントをOKS CAMPUSで開催します。
素敵な環境を創造する大泉工場のアクションを、ぜひ“場”で感じていただければ嬉しいです。
皆さまのご来場を心よりお待ちしています。





