白銀比-Silver Ratio-とは?

こんにちは!デザイン周りを担当しておりますPRのJUNです。
大泉工場の掲げる『地球を笑顔で満たす』『素敵な環境を創造する』に共感して一緒に働いています。

今の季節は、二十四節気でいうと大暑(-たいしょ-7月23日くらいから)で「大いに暑い」の文字通り、暑さが厳しくなる頃です。というか既に猛暑日が当たり前の日が続いてます・・。太陽が大好きな自分ですが、さすがに太陽を避ける今日この頃です。皆様も熱中症に気をつけましょう。

さて、今回のテーマは「白銀比」です。前回のテーマの黄金比は耳にはしたことがあっても、耳馴染みないかもしれません。実際は何?、どういうもの?を一緒に紐解ければと思います。お付き合い頂けたら嬉しいです。

白銀比とは?

「白銀比」の比率は、およそ1:1.414。
大和比とも呼ばれ、実は我々には黄金比より身近で馴染み深いのかもしれません。
日本では古くから大工の間で「神の比率」とされて、日本最古の木造建築である法隆寺金堂や五重塔、伊勢神宮などの建築物のほか、平安京の街並み・彫刻・生け花にもこの比率が多く取り入れられてきました。風呂敷のサイズの考え方も、白銀比です。(下の図右側)

白銀比からの図形

白銀比の最も多く使われてる図形は、縦と横の比率が1:1.414の白銀比となっている長方形「白銀長方形」です。(下の図の左側)

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白銀長方形を用いてる、身近なもの代表例を2つあげます。

まず一つは、A版(A3・A4など)とB版(B4・B5)といったISO 216規格で定められる紙の寸法に用いられています。例えば一番使われているA4サイズ「210×297」で1:1.41です。もちろんA5サイズ「148×210」も1:1.41になります。9e87df8e08ff7ad918fbf4f77fd08322.jpg

ちなみにA判はドイツの工業規格、B判は江戸時代の公用紙の美濃判がルーツとなっています。(ルーツに関しては、次の機会に触れたいと思ってます。)

二つ目が、皆がよく知っているキャラクターたちです。ドラえもん・ハローキティなど、日本で愛されるキャラクターにも、横幅:身長や、顔の縦横の比率が白銀比となっているものが多いのです。黄金比(下図の下が黄金長方形の比率のキャラ)に比べ「かわいらしさ」や「親しみやすさ」を表現するのに適しているという事でしょう。名称未設定-12名称未設定-13
作り手が合理性を求めて白銀比を使うだけでなく、受け手も無意識のうちに白銀比を好んでいることが改めてわかりますね。
フライヤーなど目に留まるものは、白銀比で構成されているものが多いですね。(私もレイアウトする時には一旦、この比率で考えます・・・。)

大泉工場の隠れた白銀比 vol.1

ここで一つ、弊社の白銀比の取り入れたもののご紹介です。前回は黄金比の「見えない区間理論」(自称)でもご紹介しました弊社ブランド「_SHIP」KOMBUCHAのラベルを見てみましょう。名称未設定-14

今回はプロダクトの顔になる部分です。この一番大事な部分が「白銀長方形」で構成されているのです。縦横比を、この比率にすることで、無意識に違和感なく目に届いていくという事です。これまた、デザインを考える上で、大事な要素の一つです。

まとめ

人の感覚、自然と心地よく思うもの、そういったものにはやはり理由があるのだと改めて考えさせられる。古くから用いられてきた美術的要素の意味を理解しつつ、現代とうまくリンクすると気持ち良いデザインになる。
皆さまのお気に入りのもの(化粧品のパッケージ・お菓子のパッケージ・お気に入りの音楽のジャケット・大好きな本の表紙好きなTシャツのプリント・・・などなど)の中に白銀比または白銀長方形が眠ってるかもしれませんね。ぜひチェックしてみてください。

次回は、途中に少し出してましたがルーツ」を切り口にしたいと思います。当たり前に使っていたり、ここに書いているけれども、果たしてこの考えは「人の感覚の後付けなの?」「どういう風に定着したのか?」など疑問が出てきたので調べていきたいです。