コップの向こう側にある世界

こんにちは、miitaです。

皆さん、毎日お水飲んでますか?

朝起きて、顔を洗い、コーヒーをいれる。

日本のどの家庭でも蛇口をひねれば、透き通った綺麗な飲み水が出ますよね。

それは日本では当然で当たり前のことかもしれませんが、世界ではその「当たり前」が通じない場所が今も数多く存在しています。

今回はそんな世界の水事情について調べてみました。

国連の報告によると、2022年時点で世界の約20億人(全人類の4人に1人)が、安全に管理された飲料水サービスにアクセスできていない状況で、さらには30億人以上が清潔な手洗い設備のない環境で暮らしていて、毎日800人以上の子どもたちが、汚れた水や不十分な衛生が原因で命を落としているそうです。

日本のように、水道水をそのまま飲める国は実は非常に珍しく、OECD加盟国の中でも、それが可能な国は10カ国にも満たないと言われています。

東南アジアの人々にとっては水は店で買うものであり、水道から出てくる水は飲めないのが当然で、ペットボトルの水が生活の必需品だそうです。

ある地域の川では、工場排水が直接流れ込んでいる影響で、水が泡立ち、悪臭を放っている中で、現地の人々はその汚染された水洗濯をし、子どもたちはそのすぐそばで遊び生活をしています。

これは、きれいかどうかではなく、「水があるかどうか」が命を左右する、そんな現実が今も多くの国で続いていることを表しています。

一方で、私たち日本人の生活はどうでしょうか?

歯磨きをしながら蛇口を流しっぱなしにしたり、洗車や庭の水まきに何リットルも使っていたり、きれいな水が無尽蔵に使えると信じて疑いません。

汚れた水は川へ流れ、やがて海へと辿り着きます。

世界の海洋汚染の80%以上が、実は家庭や工場からの排水だといわれていて、私たちの生活排水も、地球規模での水質に確実に影響を及ぼしています。

水は、使えば消えるものではなく、循環して、どこかへつながっていくものです。

当たり前のようにある「きれいな水」は、実はとても貴重で、守るべきものだとういうことを日ごろから意識して、歯を磨くとき、顔を洗う時、コーヒーを入れる時に、その水の向こう側にある世界の事を少しだけ、思い出してみてください。

大泉工場の取り組み

私の所属する株式会社大泉工場では、再エネ100宣言へと参加を表明し、敷地内で使用する電力全てを自家発電で補っています。

敷地内で運営する1110cafe/bakeryやKOMBUCHAbreweryで出る野菜のカスなどは自社のコンポストにて肥料として生まれ変わり所有の畑で再利用しています。

また「RECYCLE STATION」を設置するなど、

身近な二酸化炭素(CO2)の根本的な削減に向けて日々取り組みを行っています。