黄金比-Golden Ratio-とは?

こんにちは!デザイン周りを担当しておりますPRのJUNです。
大泉工場の掲げる『地球を笑顔で満たす』『素敵な環境を創造する』に共感して一緒に働いています。今の季節は、二十四節気でいうと夏至(げし)で一年で昼が最も長く、これから来る夏への期待を感じさせる繊細で美しい時候ですね。ただ、既にこの暑さだと若干の不安もありますが・・・。皆さま水分は十二分に摂るようにしましょう。

さて、今回のテーマは前回のコラムに少し登場した「黄金比」です皆さまも耳にはしたことがあると思いますが、実際は何?、どういうもの?を一緒に紐解ければと思います。お付き合い頂けたら嬉しいです。

黄金比とは?

「黄金比」は、縦:横の比率が、およそ1:1.618。
自然界の多くに存在する調和の比で、人間にとっても安定した最も美しい比率であるといわれています。

この調和と割合の存在は、はるか昔から認識されていました。ギザのピラミッドから始まり、アテネのパルテノン神殿、 ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂にある天井画のアダムの創造、そしてレオナルド・ダ・ヴィンチのモナ・リザに至るまで、数千年の歴史があるのです。
世界的大企業、AppleとGoogleやPEPSI ,Twitterのロゴも、黄金比であることが知られています。

デザインを考える上では、なくてはならない考えの一つです。そういう私も、考える時に最初に図形を描いてスタートすることも、たくさんあります。その図形とは次の項目に。

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黄金比からの図形

黄金比からは様々な図形を生み出すことができます。ここでは、デザインの考え方で最も使用(私がw)する代表的な2つをあげます。

縦と横の比率が「1:1.618」の黄金比となっている長方形のことを「黄金長方形-golden rectangle-」といいます。これは、よくデザインなどで用いられています。身近なものでいくと、一般的な名刺などがそれにあたります。

この黄金長方形を作るには、まず一つの黄金長方形を作った後、その短辺と等しい長さの辺を持つ正方形を作ります。つまり、長方形の内部に線を縦に1本引きます。すると、左側に正方形、右側に長方形ができあがります。この右側の長方形も、黄金長方形になるのです。この右側にできた黄金長方形について、先ほどと同じように短辺と等しい長さの辺を持つ正方形を作ります。こうして、何度も繰り返していくと、最終的に下のような図になります。
そして、黄金長方形の内部にあるすべての正方形の角の点をつないでいきます。すると、自然と図のような「黄金螺旋-Golden Spiral-」を作り出すことができます。
自然界の様々なところに存在しており、自然が作り出した造形美として知られてるオウムガイの殻、ひまわりの種、台風などの雲の渦といったものがあります。

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ここまでが黄金比の考え方の基本の基本です。知らずとも、自然と目にしているものであり、作り手は少なからず意識的に、バランスが良い・目にとまるとかを考えながら取り入れてるものです。

大泉工場の隠れた黄金比 vol.1

ここで一つ、弊社の黄金比の取り入れた考え方をご紹介です。黄金比の考えの中で、地味でありながら、実は一番使用する機会、目にしている機会があるかもしれません。題しまして「見えない区間理論」(自称)です。弊社ブランド「_SHIP」KOMBUCHAのラベルを見てみましょう。見えない空間理論
色で囲んだ空間が黄金長方形で構成してます。ロゴ周り白なので見えてはいませんが、大事な空間です。これで違和感なくロゴを視認出来ることと思います。

まとめ

黄金比をもとにしたものは、人の目に自然で、すんなり飛び込んでくる気がします。なので見ている人も気持ちいいと感じることができるんです。また、黄金比を使うと、デザインのいろんな要素の位置や大きさを決めるのに役立ちます。たとえば、ウェブサイトやポスターのレイアウト、写真の構図、ロゴデザインなど、さまざまなシーンで活用しています。弊社のプロダクトや販促物からも、ぜひ探してみてください!

今回だけだと、お伝えが不十分なので次回以降はもっと1つずつ深掘りしていきたいと思います。それと黄金比を用いた皆さまが知ってるマークは、どうゆうものがあるか興味があるので紐解いていければと考えてます。