大泉工場・広報PR担当の加藤です。
「笑顔あふれる、素敵な環境を創造する」ために活動する私たち大泉工場。発酵クラフトスパークリングティー「_SHIP KOMBUCHA」の製造・販売のほか、2店舗のプラントベース・カフェの運営もしています。
今回は、急に寒くなり、ホットドリンクを買う回数が増えてきたこの時期に、敢えて「冬に飲みたくなる冷たいドリンクってあるよなぁ…何でだろう?」と思ったお話です。
「冷たい飲み物=身体を冷やす」と思い込んでる?
例えば、冬の朝。外の空気は澄み切って、布団からは絶対に出たくない。それでも、仕事に行かなきゃ…。どんな人にもある冬の朝の通過儀礼ですが、ここで、個人的なオススメをご紹介したいと思います。
それはとっても簡単で、「冷たいものと温かいものをセットで飲むこと」です。
私たちは「冷たい飲み物は身体を冷やす」と教わってきました。もちろんそれは正しくて、冷えすぎると免疫力が下がったり内臓の働きが鈍くなったりすることもあります。けれど、“冷たい”という刺激自体が悪いわけではない。人の身体は思っている以上に賢く、体温を保つための“自律的なチューニング機能”を持っていることも事実です。
実は、冷たい飲み物を口にしたとき、身体の中では一瞬「冷える反応」のあとに温める反応が起きるそうです。身体は一定の体温を保とうとするため、冷たい刺激を受けると血流を促進して熱を生み出す働きが起こるのです。
例えば、朝、お湯で顔を洗い、最後に冷水で仕上げる。ゾクッとする感覚のあとにスイッチが入ったように頭が冴える経験はないでしょうか?
美容賢者の方々で「血行促進」を目的に氷水洗顔をされている方もいらっしゃいますが、冷水刺激によって交感神経が活性化してアドレナリンの分泌が促進され、脳が一気に覚醒状態になることが科学的にも知られています。つまり、「冷たい刺激=悪いもの」ではなく、「身体のリズムを起こす信号」として働いているようです。
冷たいドリンクを少量飲むことで、結果的に“巡り”が良くなることもある。人の身体は常にバランスをとろうとするもの。「冷たいものを欲しているとき」は、むしろそのリズムを取り戻したいサインとも言えます。
「感覚を目覚めさせる」時間としての一杯
私が冬に冷たいものを飲みたくなるのは、疲れた頭をリセットしたいときや、集中力を切り替えたいとき。
あたたかい飲み物が“心をほぐす”ものだとしたら、冷たい飲み物は“感覚を目覚めさせる”存在。たとえば、仕事中に冷えた炭酸水をひと口飲むと、一瞬で頭がクリアになる。口の中の緊張感がほどけ、思考がすっと動き出す。
それはまるで、冬の冷たい空気を胸いっぱいに吸い込んだときの感覚に似ているようにも思います。
人の身体は、常に「中庸(ちゅうよう)」を求めています。熱すぎても、冷えすぎても、ちょうどいいところに戻そうとする。だからこそ、冬に冷たいものを飲みたくなるのは、「今の自分、少し熱を持ってるよ」というメッセージなのかもしれません。
ストーブの前や厚着の室内、暖房で乾燥した空気の中では、知らず知らずのうちに“温まりすぎた”状態に。そのとき、冷たいドリンクはまるで内側のバランスを整えるリセットボタンのような役割を果たします。
温かい料理と、冷たいドリンクの組み合わせを楽しんでみる。
寒い季節に冷たいものをおいしく感じるコツは、「温かいもの」との組み合わせを意識すること。
たとえば、白湯を飲んで身体を温めたあとに冷たいドリンクを少し。お鍋やスープのあとに炭酸の入ったドリンクを一口。温と冷のコントラストが「中庸」に引き戻してくれるイメージです。
特に炭酸系のドリンクは、食後の重たさを軽やかにリセットしてくれるので、油っぽい食事や濃い味の料理のあとにぴったり。“冷たい刺激”をどう取り入れるかを知ると、冬の食卓の楽しみ方がぐっと広がります。
「_SHIP KOMBUCHA」は、朝昼晩のどんなシーンでもぴったりなのは言うまでもありません。軽やかな炭酸、かつ、発酵飲料であることから、ただの冷たいドリンク以上のやさしさがあります。
朝であれば、白湯+コンブチャ。
昼であれば、コーヒー+コンブチャ。
夜(食事時)であれば、お鍋などの温かい汁物料理+コンブチャ。
こんな組み合わせはいかがでしょう?
「自分の心地よさ」を知ることがいちばんのコツ。
冷たいものを飲むことも、温かいものを飲むことも、どちらが“必ず正解”というわけではありません。大切なのは、「今、自分の身が何を求めているか」に耳を傾けること。
少し身体や思考が重たいとき、眠気を感じるとき、気持ちを切り替えたいとき。そうした瞬間に、冷たい一杯を選んでみると思っている以上にスッと軽くなる。その“軽さ”こそが、自分が求めているサインです。
「寒い冬に、冷たい飲み物を飲む」
一見矛盾しているようで、実はとても自然なこと。身体は、私たちが思うよりずっと賢く、「今の自分にちょうどいい温度」をちゃんと知っています。冷たい飲み物を飲むという行為は、単に喉を潤すだけでなく、自分のリズムを整える小さな時間として機能します。
寒さの中にあっても、その“冷たい一口”が私たちをリフレッシュさせ、また前に進むエネルギーをくれる。そんな体験を、ぜひ、この冬にお試しください。
◾️「_SHIP KOMBUCHA」が飲める・買える店舗一覧
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