ビーツと私の成長物語

連日酷暑が続きますね。
6月おわりから7月あたまの35℃前後が当たり前になるのでしょうか…

畑作業も命がけで行う時代になり、1人で作業するときは特に体調気を付けています。
そんな命がけの現場で最近楽しいのは『ビーツ』収穫です。

3年目を迎えたビーツ栽培が今まで以上に良い出来になったからです。

そんな今日は、ビーツと私の成長の物語についておはなします。

はじまり
私がビーツ栽培に初めて挑戦したのは、2021年の9月のおわりのころでした。
栽培実験の意味合いもあり、作付け面積は小さいエリアで行いました。

畑に直接の種をまき、発芽は平均的な日数で滑り出しは問題ありません。

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が、しかし
待てども待てども・・・大きくなりませんでした。

結局、以下のようなベビーリーフとして使える葉っぱくらいにしかならず
はじめてのビーツは失敗。

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野菜づくりって、野菜によっては年に1回のタイミングでしか挑戦できないものも多く
成功しようが失敗しようが、なぜその結果になったかを分析するのが
大事だなと思っています。

この失敗は、
種が在庫で残っていた少し古いものを使用する状況
土づくりもビーツにあったものでなかった
などが考えられました。

そこから
2年目は、
・種を新しいものを購入
・種の殻が固いので種まき前日に水に浸す
・畑直播きでなく、ポットで苗を作るところからはじめる
・大泉農場でつくるコンポストを堆肥として投入

発芽もほぼ同じタイミングで起こり、発芽してからの成長も早かったです。

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畑への定植後も、大きく成長してくれました。
1年目の葉の大きさとは比べ物にならないくらい大きく成長していたので
期待しかありませんでした。

そうして、楽しみに収穫をいたけど肝心の実の方が全然大きくなっておらず
拍子抜けでした。

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2年目の挑戦は、
種まきが遅くなり、定植時期も遅くなってしまったのが悔やまれるところでした。

失敗ではあったものの、
私の中では次は上手くいくのではないかという手ごたえも感じていました。

そして
3年目。
ビーツは、年に2回種まき(春まき/秋まき)できる野菜です。

2年目で感じた手ごたえを確信に変えるため
すぐに挑戦したく、初めて春まきで栽培を行いました。

3年目は土づくりでバークや油かすなどの植物由来の堆肥を投入したり
苗づくりで定植までに極力大きい苗にして畑に戻してあげることで
成長力の強い苗になることで成長を促しました。

あとは、定植の時期を見極め、水やりも小まめにすることで
どこに卸しても恥ずかしくない立派な出来になりました。

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これから
ビーツも色々な種類であったり、大泉工場の直営店でのニーズも高いので
栽培量と種類を増やし、皆が笑顔になるビーツをたくさん作っていくのでお楽しみに♪

ABOUTこの記事をかいた人

KEEN

身近に起きた耕作放棄地の問題から農業ビジネスに興味を持ち 大泉工場が掲げるミッションと有機農業を通して新しい価値を創ることに共感し、入社。 ”農業”を通じて、関わる人の「カラダとココロの健康」に貢献する。 2030年に向けて有機野菜が当たり前の世の中に!を目標に日々学び邁進中。