インド・学びの旅

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こんにちは、Natsukiです。

今回は今月10日間滞在いたしました、インド旅について皆さんにお届けしたいと思います。

今回私がインドへ行った目的は、逢いたい人がいたから。その逢いたい人というのが、「サティッシュ・クマールさん」と、「ヴァンダナ・シヴァさん」。

おふたりから直接学びを得られる「Gandhi, Globalisation & Earth Democracy」プログラムが11月インドにて開催される!ということで、今回参加して参りました。

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出典元:https://www.navdanya.org/

今回私が参加したこちらのプログラムは、経済至上主義が蔓延る現代社会において、私たち人間が自然と共生していくためのヒントをサティッシュ・ヴァンダナと一緒にガンジー思想から紐解いていくというもの。そしてプログラムは、ヴァンダナが郷土インド・デラドゥンにて運営している「ナヴダーニャ農場」にて、合宿形式で開催されました。
今回の旅で得た学びは、これからの自分の人生の糧になる、本当に大切な経験となりました。少しずつ消化し、自身の実生活の中で何ができるのか、これからも学び続けていきたいと思います。

12月8日(金) に、今回の報告会を兼ねたイベントを開催いたします!
ご興味ある方は是非お気軽にご参加ください。
詳細/申込についてはブログの末尾に載せています▼

さて、今回のブログでは、まずそもそも私が逢いたかった「サティッシュ」と「ヴァンダナ」、そしてプログラムが開催された「ナヴダーニャ農場」とはどんなところなのか?
旅に参加することになった背景と共にお届けしていきたいと思います。

「出逢いのきっかけ」

私が逢いたいと強く思っていた、サティッシュ・クマールさんとヴァンダナ・シヴァさん。
お二人の名前を初めて聞いたという方もいらっしゃるかと思うので、まず彼らのプロフィールを簡単にご紹介します。

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サティッシュ・クマール
インド生まれ、9歳でジャイナ教の修行者となり、18歳で還俗。
マハトマ・ガンディーの非暴力と自立の思想に共鳴し、2年半かけて核大国の首脳に核兵器の放棄を説く1万4千キロの平和巡礼を行う。1973年に英国定住。40年にわたってエコロジー&スピリチュアル雑誌「リサージェンス(再生)」の編集長を務める。また『スモール・イズ・ビューティフル』の著者として知られる経済学者E・F・シューマッハー、とガンディー、タゴールらの思想を引き継ぐ大学院大学「シューマッハー・カレッジ」を創設。世界中で講演を行い、「Soil(土)Soul(心)Society(社会)」の【3S】と、「Head(頭)Heart(心)Hand(手)」の【3H】から学ぶことの大切さを伝えている。

 

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ヴァンダナ・シヴァ
1952年インド生まれ。哲学者であり、環境活動家。
カナダで物理学、科学哲学の博士号を取得。有機農業や種子の保存を提唱し、森林や水、遺伝子組み換え技術などに関する環境問題、社会問題の研究と実践活動に携わる。有機農法の研究と実践、普及のための拠点として、NPO「ナヴダーニャ(9つの種)」を設立。これまでに300を超える専門的論文を発表し、多数の本を著者・共著者として出版。それぞれ多くの言語に翻訳されている。1993年、もう一つのノーベル賞と言われる【ライト・ライブリフッド賞】の受賞や国連環境計画の「グローバル500賞」「アースデイ国際賞」「福岡アジア文化大賞」なども受賞。開発、農業、グローバル化などさまざまな問題で積極的に発言している世界的なオピニオン・リーダーでもある。邦訳書には『自殺の種子』『緑の革命とその暴力』などがある。

サティッシュもヴァンダナも、もう長いこと世界の第一線で活動されてきているのですが、私がお二人のことをしっかりと認識したのは今年の春。

きっかけは、文化人類学者/環境=文化アクティビストの辻信一さん
辻さんを知人に紹介され、そして辻さんが敬愛するサティッシュの存在を知りました。(サティッシュは何度も来日しており、辻さんはじめ翻訳本も沢山出版されていますので、是非読んでみてくださいね。日本語検索でもたくさん情報がでてきます。)

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辻さん・サティッシュ・ヴァンダナの著書の一部。

辻さんやサティッシュなどの著書を拝読し、彼らの思想に共鳴。
そしてヴァンダナとの出逢いは、今年の8月。辻さんが制作されたドキュメンタリー映画「ヴァンダナ・シヴァの いのちの種を抱きしめて with 辻信一(ゆっくり堂)」の上映+座談会イベントに参加した時でした。

【予告篇】ヴァンダナ・シヴァの いのちの種を抱きしめて – YouTube

画面からあふれ出る、アクティビストである彼女のパワフルさと愛溢れるその言動に心動かされ、ふたりに逢う機会がないかと調べていたところで、今回のプログラムを発見したのが、今回の旅のはじまりでした。

いざインドへ

発見したプログラムは、直接逢ってお話したい!と強く想っていたサティッシュとヴァンダナ二人から学べる、なんとも贅沢で貴重な機会。

これは参加するしかない!…と思ったのですが、私が気づいた時にはもうプログラムは満席…
それでもわずかな望みをかけてキャンセル待ちをしました。

10月になり、そろそろ今回のプログラムへの参加を諦めかけていたその時、繰り上がりの連絡がきたのです!連絡がきたのは出国の約3週間前。笑
コロナ禍できづいたら有効期限切れとなってしまっていたパスポートを急いで新規作成し、会社へ10日間の休暇申請を行い、11月1日インドへ飛びました。(実はコロナ前最後に滞在した海外がインドだったので、インドぶりのインドとなりました。これも何かのご縁なのでしょう!)

Navdanya Biodiversity Conservation Farm

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今回プログラムが開催されたのは、デリーから北東へ車でおよそ6時間。ヴァンダナの故郷であるデラドゥンという町にある「ナヴダーニャ農場」。彼女が設立したネットワーク「ナヴダーニャ(Navdanya:9つの種)」が運営するこの「ナヴダーニャ農場」は、有機農法や自然農法を実践しながら、持続可能な農のあり方を世界に広める拠点として運営されています。

ナヴダーニャには牛小屋、風選場、ゲストハウス、ライブラリー、研究施設などが約20ヘクタールの土地にあり、敷地内の農場では約630品種以上の米をはじめ、200品種の麦、60品種の雑穀、豆、野菜、香辛料など、在来種子による栽培を行うほか、1500種類以上の種を農場内の「シード・バンク」に保存することによって、地域の農民の生活を支え、また地域生態系の生物多様性を支えようと活動しています。単一栽培(モノカルチャー)を旨とする現代の主流農業とは対照的に、ナヴダーニャでは多種の農作物を混合栽培することで、多様性が実は非効率な農業ではないことを実証する実験場としての役割も担っているのです。

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ナヴダーニャ農場の一部。
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農場内にある「シード・バンク」
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Navdanyaのハーブガーデンにて、トゥルシー(ホーリーバジル)を収穫しているところ。
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稲刈りのため、田んぼへ向かう道。
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自家採種した種を選別しているところ。

ナヴダーニャは化学肥料や農薬の大量投入を前提とする農業、「緑の革命」と呼ばれた近代的農法、多国籍企業主導型の大規模栽培、さらに遺伝子組み換え技術による工業化された農業モデルなどに対抗するための国際的な運動の拠点ともなっています。

BIJA VIDYA PEETH (種の学校)

また、ヴァンダナはサティッシュとイギリスの*シューマッハー・カレッジの協力のもと、ナヴダーニャ農場を学び場として「ビジャ・ビディヤピース(種の学校)」を設立。
生物多様性、持続可能、カンディー思想など、多岐に渡るテーマで行われる講義やワークショップには多くの受講生が世界各地から集まり、ホリスティック思想の知的拠点となっていて、今回のプログラムもその一環で開催されました。

*シューマッハー・カレッジ:1970年代に”スモールイズビューティフル(Small is beautiful)”を提唱し、戦後注目を集めたドイツ生まれの環境経済学者E.F.シューマッハと、ガンディーの思想を受け継ぎ2年半にわたって平和巡礼を行った思想家サティシュ・クマールが設立した大学。

今回のプログラムには インド国内、ブラジル、南アフリカ、ケニア、フランス、ドイツ、オーストリア、アメリカ、スペイン、イギリス、日本…と、世界各国から集まり、約1週間ナヴダーニャで一緒に寝食を共にしながら学んでいきました。(人によってはプログラム後もそのまま農場にインターンで滞在する人も。ナヴダーニャでは合宿形式のプログラム開催の他に、インターンやファームステイも随時受け入れています。)

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授業を行っていたレクチャーホール。今回ブラジルのフィルムチームがサティッシュのドキュメンタリー撮影で同行。ブラジルで来春公開予定とのこと。
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庭でランチを食べながら、キャンプファイヤーを囲みながら…とレクチャーホールの外でもいろんな話をして、学びや気づきがたくさん。

…と今回はまずインド旅をすることになったきっかけについて簡単にご紹介させていただきました。
次回のブログでは、滞在中の一日のスケジュールをご紹介していきながら、実際に現地で学んだことについてをお伝えできればと思います。ではまた!

引用・参考文献/情報:
・ヴァンダナ・シヴァのいのちの種を抱きしめて with 辻信一DVDブック:
https://www.sloth.gr.jp/shop
https://www.yukkurido.com/slowcinema
・ゆっくりweb:http://www.yukkuri-web.com/satishkumar/profile
・Navdanya:https://www.navdanya.org/

 

 

★ブログとは別に、今回の報告会を兼ねて、私がヴァンダナを知るきかっけとなったドキュメンタリー映画(サティッシュも登場します!)の上映会を開催いたします。
下記詳細をご確認の上、ご興味を持っていただけた方は是非お気軽にご参加ください!

上映会

=====詳細=====
■日時:12月8日(金) ※12/6申込〆切
第一部:10:30-12:00 / 第二部:13:00-14:30
■参加費:1,000円税込
■定員:各回 5 名(最低遂行 2 名)
■申込:公式LINEより

▼▼ 申込方法 ▼▼
STEP ①:下記LINEアカウントに登録📲
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STEP ②:「上映会・参加希望」とメッセージを送信
STEP ➂:運営からイベントの詳細をご返信いたします📩

ABOUTこの記事をかいた人

Natsuki

精神と身体の関係性に興味をもち、2019年よりSri Dharma Mittraのもとでヨガを学び始める。その中で人生の学びコミュニティを運営したいという想いから2022年JUKUBOX立ち上げに参画。趣味は踊りと旅、読書。